パーツの選択肢の話 [ ヘッドガスケット編 ]
選択肢のあるパーツと選択肢の無いパーツってありますよね。唯一それしかなければ選択肢はそれしか無い。でも結構イッパイ種類がでていても逆に選ぶのが難しいこともあります。
PAYEN社は英国大手のガスケットメーカーでかつてはAEAPグループ、現在ではFEDERAL_MOGULグループに属します。
PAYEN社のガスケットは一部、BLMC、オースチンローバー、MGローバーにも純正品として使われたものも多く比較的信頼性も高いメーカーともいえます。
ミニ用のヘッドガスケットはPAYENでの設定はコンポジットタイプですとAF470という品番のものでしたが・・・・
イマイチ。その後ROVERのOEMでGUG812632HGなどが作られましたが・・・まあまあ?ソコソコ?(やっぱり抜けやすい・・・)という感じでした。
十数年まえにAVONBARとSWIFTUNEのおススメで当社で輸入を始めたのが上記のBK450タイプで本来はMETROターボ用に作られたもので、従来品より抜けにくくなっています。
最近ではどこでも入手できます。というより日本も、英国ショップも皆コレに変更したみたいです。
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一つだけ注意点があります。一時期らしいのですが「不良品」が出回ったことがあります。私はAVONBARの当時の社長イアンから緊急連絡を受けて、その期間は輸入をストップして在庫のみで回しました。特徴としては2番3番間のジョイント不良のためすぐにヘッドガスケット抜けを起こしてしまいます。
けっこう前にどこかで買われたお客さんのレポートによるとガスケットに押してある刻印が BK450 , FRONT , 1275 , TOP , CPマーク の他に製造ロット番号で「 93 」と打ってあるらしいです。当社在庫は製造ロットが「1012 」や「 1112 」で製造年月が分かります。 ですから「 93 」あたりは要注意です。
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在庫が残ってるショップさんは一応注意してみてください。せっかく組んでもすぐ抜けると大変なんで。
もちろんいくらガスケットが良くてもシリンダー面、ブロック面になにか有ればいくらガスケット変えても無駄な訳ですが。
コンポジットタイプでしたらやはり現在はBK450で良いと思います。
あとこんなのも有ります。
PAYEN AF070
昔からあるコッパ―タイプ、銅板です。写真のは998cc用のAF070です。1275用は同じ材質でAF460になります。
銅板はコンポジットに比べると材質的に長持ちしますが密着性は今一つです。それを補うために昔はリキッドジョイントが使われました。中でも秀逸だったのが、やはり「 ロータス・ウェルシール 」でした。コレを使えばAF070やAF460でも結構、抜けにくくなりましたね。これはソノ熟練度に左右されますけど。
ロータス・ウェルシールは当時のF1やコスワースエンジンなどにもコッソリ使われた、強力なガスケット補助液です。
当時はニセモノやパッチもんも数々出回ってました。純正品には私も大変おせわになりました。残念ながら当社の本物ウェルシールの在庫も6年前に枯渇しましたが、買われた人は今でも使われています。で今でもときどきお礼を言われます。いえいえ逆にありがたいです。
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じゃあどうすればいいの?という話ですが、近年は「メタルガスケット」ってのがありますよね。大体1.5万から2万くらいします。高価ですがもちろん効果あります。シャレじゃないです^^;
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で、数社からそのメタルガスケットが販売されているわけですが、どれが良いですか?ってよく聞かれます。
約20年くらい使ってきましたが・・・・ALEC製のものが圧倒的に良いです。よく他社のメタルガスケットでよく抜けたって聞きますがコレは大丈夫。材質、設計、製造メーカー、仕上げ、全てが良いです。
他のメタルガスケットも見た目は良く似てますが、実際にはそのガスケット自体が黒い理由(答え:表面コートの材質)も全然ほかとは違いますね。あと内側(裏面)の違いなんかも隙間を開いてのぞくとよくわかると思います。
とくにウチの会社がアレックさんと取引有るからとかじゃあないですよ(笑)
選択肢がいっぱいあるようで・・・・このメタルガスケットみたいにコレしかないってパーツ、イワユルいい意味での「選択肢の無いパーツ」は結構あります。
また紹介しますね
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