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2014年1月11日 (土曜日)

私的な CR WHEEL HISTORY [ 2 ]

(#本国からアクセス頂いているようなのでアゲときます)

Dscf0728

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VORTZとの決別をきめてから約二週間。当時のシゼムの事を思い出し連絡を取ってみようと思い探してみましたが既にシゼムは閉店されていました。で、ワークへ直接電話をして経緯を説明し、アポを取って大阪のワーク本社へ行きました。当時のWORK社長のご兄弟の田中さんが既に WORKオートモーティブを率いて新しい事業展開を始めていました。

田中さんは大変なビンテージカーのコレクターでそのショールーム兼ファクトリーには世の名車が多数ならび、ある車は展示中、ある車は仕上げ中、ある車はレストア中とかそれはそれは凄い光景でした。

訳あって田中さんは私の事を知っていてくれまして、しばらく昔話にも花が咲きましたが・・本題のCRホイール製作の話に入ります。

小一時間ぐらい力説しましたね・・。どうしても作りたい。

紆余曲折はありましたが元々、田中さんもCRホイールが好きでシゼムで始めたが頓挫した過去もあり、これはワークにとっても良いリベンジチャンスでもあったと思います。

で、田中さんが「解りました。全面的に協力しましょう。じゃあ担当にK君をつけますから彼とやってください。彼には営業部のほとんどの権限があります」とのこと。

泣きませんでしたが(笑) とても嬉しかったですね。



そういうわけでスタートしたのでこちらも我慢しなければいけない部分もありました。

まずはサイズです。フェンダーレス仕様の車が少なかった当時、4.75J-10の需要は少なかったので、立ち上げは5J-10インチと5J-12インチでスタートする事になりました。

その後6J-12インチを追加して十分実績を上げた上で、最後に4.5J-10インチをラインナップしました。現在は逆に4.5J-10インチのみを作っています。

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Roses001                                 WORK CR WHEEL
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なぜ4.5Jにしたのか?ですが・・・

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当時、FORMULA R でニックが何とかフェンダーレスで4.75Jを装着できないかと、内側フランジ面を深く削り込んだり、スペーサーを入れて調整したり、結局内側に干渉してダメだったり、苦労してました。

当然、FROMULA R を販売した日本側でもなんとか入らないかと、あれやりこれやり、ショックを変えたり色々やってもダメ。さらにホイールを削って、ドラムも削るか?いや、それは無理。(後にはFORMULA Rはホイールも車体側も現地で加工されるようになります。車両製造側が施すなら安全面、車検的にもOKだと思いますが)



(CRホイールの内側を深く削るアイデアはニックです。)

Dsc02990                                                       VORTZ CR WHEEL 裏側
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そんなこんなで分かっていたんで早い段階から4.75x10ではなく「4.5J x 10」これは決めてました




もうひとつ。ワークと最後まで討議してこちらの要望を通したことが有ります。

それは意匠・デザインでした。
センター穴の径のサイズ。

というのは当時(1993年)の最新ホイールバランサーはディスクのセンターホールを利用していたため本来の穴径近辺だと小さすぎて使えなかった訳です。

「全サイズを金型で製作する」という大事業となったためワーク側も大量に販売したかったんです。金型製作費のリスクは当社も負いながらも、ワーク側でも負っている部分は大きかったので・・・なるべく大量に売りたい。なら簡単にバランスをとれるように・・・・


ワーク営業側はセンター穴をバランサーに合わせるぐらい大きくしたいという案でしたが、そこは私は譲れず・・・・


「ミニの専門店はアダプターを作ってバランスとるから大丈夫!」で押し切りました。

やっぱりソコまで穴径を拡げると、なんか口をガバッって開けてるみたいでカッコ悪い(私感です。ごめんなさい)これは無理。


でも実際に多くの専門店さんではアダプターを作って協力して貰って本当に感謝してます。ちなみにウチのHPにリンクがある所は皆アダプターを持ってます。





(で、最近、遂に最新型ホイールバランサーはセンター穴を使わずにバランスを取れるようになりました。もう少しすればほとんどのタイヤ屋さんにも行きわたると思います。でも10インチと言う小径ですから、まあアレなんですけどね。私の社用車ミニはバランスとってませんけど・・・やはり人の考え方はソレゾレですからきちっとするとこはそういう風に。)


で最近の事情を知りませんでしたの今、VORTZのFACEBOOKを見てきてだいたいは理解しました。

Dsc03009                                                            MINI COOPER FROMULA"R"

                     
まず・・VORTZファンの多いこと。嬉しいことですね。

それから彼らは「CR Wheel」「VORTZ CR」「VORTZ RIM 」と呼びほぼローズペタルとは呼びません。あとVORTZ製CRの場合、ニックがはじめて"CR"を商品名に使った時、クーパー製のオリジナル・マグをコピーしてはいるが、そのCはあくまでもコンペの意として使っているとも書いてありますね。昔からですがVortz製はそれでいいと思います。以下がリチャードが管理人を務めるニック公認のVORTZ RACING CARS Facebook です。
https://www.facebook.com/pages/Vortz-Racing-Cars/287488111277259

2005-6年頃の事らしいですが、英国 LONGMAN Co. がロングマン・ コンバージョンを施したMINIを作ったようです。当然ロングマンはチューニングヘッドが専門ですからそれを基軸にしたコンバージョンだったんだと思います。

ロングマンは、それにVORTZのCRホイールを採用して使用した。

その時にロングマンはそれをホイール・バランサーに入るようにセンターの穴径を大きく削った。

で、それをMS社が入手してコピーして製造を始めた(らしい)。


で、さらにMS社製をMWS/JBWがコピーした(らしい)。ややこしいなあ・・・

[   VORTZ RACING FACE BOOK より  ]

(VORTZ曰く)「MS社はVORTZ製CRをセンター径を拡げたロングマンコンバージョンの物からコピーしてVORTZオリジナルの穴あきナットとスペーサースタイルまでをコピーして売り出している。さらにVORTZ製CRはFIAの認証のために、手作業によって高品質化を施して販売しているのに、MS社はそれをコピーして似ているだけの安いホイールを販売している・・・」との抗議文を公開してます。

ご参考まで↓

https://www.facebook.com/media/set/?set=a.462122320480503.123335.287488111277259&type=1



特に大事なポイントは、各社とも同じCRマグのレプリカであるはずなのに、 MS社は VORTZ の意匠ををコピーしている(らしい?)点が特に問題だってことみたいです。

(追記:いま調べましたらMS社製はVORTZ製に比べればアレなんですが・・・MWS製なんかよりは品質は良いらしいです。というか、その手法に対する道徳?ルール?の事をVORTZは言ってると思います)


VORTZ製とWORK製はいずれもCRマグネシウムを原型にしています。そのため当時のディテールをよく再現しています。WORK製の最初の5J-10はほぼそのままです。後の4.5J-10は5Jのデザインとほぼ同じですがセンター部の面(ツラ)を考慮しミリ単位ですが見栄えは変わらない範囲でアレンジしてあります。12インチは日本独自のデザインでした。


(MWS/JBW 製は既に英国内での評判はご存知の方も多いかと思いますのでココではもう割愛させてもらいますが・・・・)

すでに日本で購入されてMS製を使われてる方も多いと思いますので気を悪くして欲しくはないんですが・・・・

CRホイールをイギリスで今、買うなら?と聞かれれば、やはり「VORTZ製」と答えます。日本で買うなら「WORK製」です。WORK製なら裏の造りを見てください。キャストプレスの精度が全く違います。

Dscf0729                 
                              WORK CR WHEEL 裏側

ただMS社製は安いことと大手流通経路から入手しやすいメリットはあります。でももし買われるときは間違っても「英国製CRローズペタルホイール・タイヤ付き特価〇万円!」なんてネット通販だけはやめた方がいいです。ほぼMW〇製だと思います。あと品質チェック、保証、アフターフォローの事もあります。英国製ならしっかりとした知識のある専門店で買って装着してもらってください。


実は2000年代に入ってからはイギリス本国からCRホイールの問い合わせが多かったのをほぼ放置したのも実はこういった流れがあったので「英国内ではVORTZのを買えば良い」という気持だったわけです。

(追記;今見たら2008年頃でVORTZ製は一本200-250ポンド。ちょっと普通の用途では高すぎかもしれません。で、現在は再生産待ちで-実はかなり前からバックオーダーの様です。)





2008年ごろのイギリスの掲示板を読み返すと「日本に問い合わせたいがどこで買えば良いか解らない」とか「DOトレーディングに問い合わせたが輸出はしてないと言われた・返事がない」とか「〇ー〇〇トレーディングなら最低5台まとめるとタイヤ付で輸出してくれるらしいのでみんなで合わせて注文しよう!」とか今思うと申し訳ないなあと思います。

Roses002 

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英国掲示板Mini Cooper Register「CR WHEELS & R7 TYRE from Japan」より
http://forum.minicooper.org/forum/news/news-aa/4751-dunlop-r7-s-cr65-type/page3
MCRメンバーのオースチン・パワードさん(投稿#43-#44)が皆の分をまとめて輸入してくれてたみたいですね。
イギリス人にも「この日本のCRはちゃんとオリジナル・レーシング・ホイールをコピーしている。それはMS製とは違う」と理解されていて私的には良かったなと思います。

もちろん先の「コピーされた」とか「粗悪な」とかについては正確には知りませんしVORTZ側の資料しか読んでないですし、最新の情報もあまり知りません。



とは言え、

(誰かが英国での
CRブランドと日本での CRブランドを意識したと思います)

最近、ROSE PETAL と言う名前を方が流行ってきて・・・

ソレが独り歩きをはじめだして・・・・

少し違ったヒストリーになってるなあと・・・・ふと思って書いてみたわけです。



すいません、長くて私もちょっと疲れてきたんで、これくらいで(笑) いちCRファンとしては、もっとコアな話も色々あるんですが・・・・続きは機会が有ればまた書きますね。


ともあれコチラ日本では弊社プロデュースのWORK製 CRホイールが今でも作られて無事に販売されてます。機会があれば宜しくお願いします。


CR4.5J-10インチ +34  ブラック(リムポリッシュ)26,500円 ナット・バルブ付
CR4.5J-10インチ +34  シルバー 25,500円 ナット・バルブ付

Dscf0722                             WORK CR WHEEL 4.5J-10 SILVER

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コメント

当記事を書くときに幾つかブログを拝見しました。とても理解の深いいくつかのブログの中で中古マグの写真をお借りしました。もう更新されておらず連絡がとれませんでしたので、いつかこのブログを見かける機会がありましたらぜひご連絡ください。

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