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2014年1月 9日 (木曜日)

ここ最近の純正部品の考え方 [ シンクロリング編 ]

昔は純正部品っていうと絶対とまではいわなくても、「ほぼ間違いない」って言えてましたよね。少なくとも「AUSTIN ROVER」か「ROVER」くらいまでは

やっぱりMG-ROVERになって転々と身売りされてからは・・・・仕方ないかなと思います。
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クロスレシオ・ストレートカット・ギアー

 

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O/H時に交換する消耗パーツなんで業務用なんですが、将来ストレートカット/クロスミッションなんかをつけようかな?5速にしようかな?など興味のある方はぜひ頭に入れておいてください。ミッションを永く乗る・永く守るのに大切なパーツです。

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現在の純正シンクロナイザーリング [ 22G2033 ]

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上の部品は「シンクロ・リング」正式にはシンクロナイザーリングって言います。ギアーチェンジをする際に次に駆動しようとするギアに現在の回転駆動をシンクロナイザーで同期させるときにギアーのコーン部分にブレーキをかけて補助する役割があります。もちろんミッションO/Hをする場合には減っているリングは100%要交換です。



昔はこの純正品はソコソコ大丈夫だったんですよね。昔のローバー時代の最終頃とMG-ROVERの初期頃は「半透明で中が透けて見えるグリーン」のPE袋にはいってました。品質はOKだったんですが値段が極端に高いってことで社外品でも品質が良いものを選んで業販したりしてました。

ところが最近の純正品は上の写真みたいな「
不透明の中の見えないグリーン」のPE袋にはいってます。これが曲者で[材質]・[焼き]・[歪のなさ]などは良いんですが、そのテーパーの角度がほんの少しだけ狂ってます。

逆にテーパー角度はきちっと正確で、ちょっと歪んでる(許容範囲内で)くらいなら、そのうち馴染むやつもあるんですが、根本的な
テーパー角度が少しでも狂ってると・・・・ずっとにテーパーズレしてるわけですから永久に馴染むわけもありません。

たぶん・・・よくもって、一万キロくらい?って感じですね。


コレはとても見分けにくいです。なぜならギアーのコーン部に座らせてもオチついて座るからです。でしかも純正パックですから誰も疑わない。でもコーン部には面でなく
「線でしか」あたってないんです。
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現在イギリスにミニ用シンクロリングを作っている工場は純正を含めて4か所あると聞いてます。で現在も継続して作ってるのが現在の純正品が一か所、社外品が2か所ですね。

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社外シンクロリング

ここ一年ほど社外品の品質が落ちてました。原因は焼入れ手順のオーダーミスと公差の甘さだったと思いますが・・・ココにきて「どうやら純正がダメっぽい」ってのを受けて少しずつ品質が上がっては来ています。上の2種類は今テスト中で座りも面で当たって公差もOKです。仕上げは右の方が良さそうに見えますが・・・単純には判断できません。左は焼き入れがワイルドですが(笑)、この範囲で歪も無くて材質もOKであれば長持ちするシンクロリングかもしれません。今、テスト中ですので少しだけお待ちください。



あと強化シンクロリングって名前のものがイギリス・日本でも出回ってますが・・・私の考えなんですが・・・やっぱりコレには「強化」ってのは無いかなって思います。どこかを強化すれば、どこかが犠牲になります。硬度をあげすぎればギアーコーン部に影響がありますし、あとその材質とコーン部の溶射の種類との相性もあります。


そのバランスをうまく考えてBMC時代に絶妙に設計されたのがこのシンクロリングな訳です。で、普通は1速から4速までくまなく正常に使えます。もしも、どれかのギアーに特化してしか使えないリングってのは巧くないとおもいます。よく業者さんに、いくら長持ちするシンクロリングを見つけても「ノーマル」としか言いようがないです。って説明するのはそういう訳なんです。

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あとプロの方になんですが、前出の「不透明なグリーン」のパックは他の純正品もちょっと気を付けた方がいいですね。CRC8664っていう品番のクラッチマスター下のプレート兼、ステディロッドのブラケットなんかも昔の社外品がそのまま入ってます。プレスで曲げが施されてないヤツです。これは自分で曲げられますから、まあ良いですが純正扱いなんで高価ながらバッタ品買いなります。


なんか、小難しい話になってアレなんですが・・・生産中止から十数年経ち、ミニの業界がイギリスでも日本でもそういう難しい時期にもう入ってるってことですね。

なんでもかんでも純正品に採用したりは当然ダメ・・・品質も精査せずにやみくもに安いリプロダクションを造るってのは・・・・・・やはり断固、「 
不支持 」 ですよね
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