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2014年1月10日 (金曜日)

ヘッドライトリム 96迄(前期) と 97以降(後期) の長い話

こないだヘッドライトリムの97以降(後期)モデルの日本製リプロが出来上がってNYミーティングでもたくさんの方に見て貰ったり、買っていただいたりしたんで追記なんですが

A468_z2

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下の写真は96年までのルーカスタイプの日本製リプロですが・・コレを作ることになったきっかけが有りました

 

800018

 

またまた古い話でアレなんですが・・・

20年前頃に〇岡自動車という会社(バリバリ現存してますので伏字にさせてください)がある小さなカスタムカー(改造車)を製作を始めるにあたって、英国車のデザインとパーツの事でアドバイスが欲しいとの事で、当時知り合ったその会社のデザイナーの人と会いました。

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その方は多〇さんという方で英国ジャガーMK-2をモチーフにした小型車を作るってことでした。とりあえず大雑把に部品はイギリスからこれこれをいれたらいいのでは?って話は進み、数か月後にプロト・カーができたとの連絡がありまして富山に見に行きました。

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そこにはジャガーMk2レプリカと呼ぶには抵抗のあるほど小さな、とても可愛らしい車が有りました。当時の日産マーチを改造したカスタマイズカーです。もちろん年配の自動車ファンの方なら知ってると思いますが「ビュー〇」です。

#ここまで書いて伏字ですか?^^;

002

(マイチェンして今でも作ってるらしいです)

 

多〇さんに感想を求められたので「このサイズにまとめてこの雰囲気をだせたのはレプリカというより、むしろオリジナリティが有りますよ」

いま思えば、まだ英車歴十数年の若輩もんがデザイナーの人になんかえらそうな感想・・^^;)
でもなんかとても喜んでもらったのを覚えてます。その辺から多田さんとはうちとけだして


「あと、何かありますか?」な感じだったので・・・数か月前にリプロダクションで既に私が担当して造ってあったスリーポイント・ヘッドランプの
PL700タイプ・レプリカが頭に浮かび・・・

「スリーポイントを標準にしたらもっとレトロになると思いますよ。こっちを標準にして逆にシールドビームを逆にオプションにすればもっと面白いんでは?」と個人的な好みを提案してしまいました。

で結局、会議で通ったらしく、値段体系はどっちを高くしたか知りませんが
標準      「スリーポイントPL仕様」
メーカーOP  「ルーカス・シールドランプ仕様」

0001_3

初代はPLタイプのスリーポイント 

 

ってことになり、その二種類のヘッドランプをメインにせっせと毎月ヘッドランプAssyをリム付で当社から納入してました。(でも本当にスリーポイントをつけてレトロになったと思いますし、後年、多田さんが独立する頃にそんな話の電話を貰ったと思います。)

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 (#1/22、先程、多田さんに連絡が取れまして伏字解除OKとの事です。今は富山でコレッツ・コーポレーションというキットカ―系+高級カーコーティング系の会社を経営してるとの事です。ずいぶん久しぶりに電話で話してとても懐かしかったです)

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ある日、そこの部品部の方から「英国LUCAS製のアウターリムがスリ傷が多い」との苦情を受けたので、英車パーツの特性をご説明しましたが・・・

「英車ならいいかもしれませんが、国産新車ではスリ傷は余りよろしくないんです」

との事だったので「じゃ、日本で作ります。でもスチール製になりますよ」という話になりました。

その後この車、よく売れ出しまして・・・でもなんか製作サイドの方たちとだんだん話が合わなくなっていき・・・あと他の英車業務が忙しくなったりもあり・・・で、数年後に当社はヘッドライト輸入・製作を中止、この会社への供給も中止することになります。やはり小さな会社がこういうメーカーと付き合うにはそれなりのヤル気・モチベーションも必要だったんです。この後はIPFさんが製作・供給するようになったと聞いています。で後年、IPFスリーポイントも存在することになります。

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そんなこんなで、今ここに約20年前に作ったアウターリムがあるわけですが、
そのキットカーへの納入終了後も数回だけは作りました。

でも、今回は型の修正、更に一工程増やして、よりルーカスに近づけたカタチではじめてリニューアルして製作しました。

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日本製ルーカスタイプの上側 

 
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上の写真は1996年まで前期タイプでルーカススタイル日本製の上部分です。トップにポジションマークが有ります。昔、このリムの裏にボディ側に引っ掛けるためのブラケットが留めを兼用していたリベットのカタチの名残りです。

ルーカス純正のライトリムの特徴は材質が「
真鍮製」って事です。これは当時にメッキの技術がまだイマイチの頃の錆対策の工夫です。

さらに、真鍮材を円形ではなく(下部が切れてる状態の)
蹄鉄形状でプレスで抜き、ひずみを最小限に抑える。いわゆるショックラインを出にくくするという手法がとられます。で下部で長さを熟練工が調整して溶接でつなぐ。手が入ってます。さらには後年メッキも進化します。

800041

純正ルーカスリムの溶接部 

まぎれもなく、LUCAS製ヘッドライトリムはヨーロッパNo1の品質になりました。

しかし、90年代にLUCASランプ部門が経営統合など他社の経営になると、この手間のかかるライトリムを生産中止。他社から安いリムを買い付けるようになります。さらに数年後そのランプ部門の主力製品だったLWB160というシールドビーム・ヘッドランプASSYも一旦、生産中止になってしまいます。


そのため1997年以降のミニには
WIPAC製のヘッドランプが使われました。すでにシールドビームの世界的需要は激減していたのでコチラはハロゲンランプとなりました。

が、やはりWIPACはセカンドメーカー。いわゆるアフターマーケットメーカーなので品質は・・・ランプやボディ(オカマ)などはかなり頑張りましたが・・・・アウターリムは・・・やはりダメ。

みなさんご存知のようにすぐ錆びます。やはりメッキがイマイチ。特に裏の処理が悪すぎます。(ルーカスではないのでトップマークがつかないのは当たり前ですが)

という訳で今回1997年以降のワイパックタイプのライトリム(97タイプ・後期タイプ)を作りました。


品質は英国製ワイパック純正97タイプに比べれば断然良いと思います。


では1996までのルーカスタイプ(前期タイプ)のリプロは当時物の純正ルーカスリムに比べてどうか?



残念ながら生産中止の「ルーカス純正・真鍮製リム」には及びません。やっぱり材料の差がでます。

でも現在イギリスで作られてるどのレプリカよりもよくできています。形も品質も。もちろんワイパック純正97タイプよりは断然いいです。



唯一いま売られている真鍮製レプリカ(英国か台湾製?)は・・・たぶん錆はきにくいでしょうが・・・形がけっこう違うのと、材が薄いため、その質感が(ルーカス真鍮に比べると)チープで残念です。


こうなったら多少コストはかかっても「真鍮製・ルーカス純正ヘッドライトリム」の完全復刻版の日本製をつくりますか。できれば1~2年以内に。個人的な趣味も含めて。限定生産で。最高品質タイプを(笑)

ある業者さんからは既にバックオーダーも貰ってます。理由は「レストアで数百万かけて最後に付けるリムに妥協はしたくない」との事です。気持ちは凄くわかります。だから作ろうと思います。

パーツに拘る、当然アウターリムにも拘るっていう業者さんは言ってください。



でも現在、当社で販売中の二つのヘッドライトリム

トップマーク付き「
96タイプ・前期タイプ」 と マークなしの「97タイプ・後期タイプ 」  定価はどちらも 4,300円(税別)です。

2x670011_2                 ルーカスタイプ・前期タイプ                               97タイプ・後期タイプ

形はルーカス&高品質&日本製&で価格もリーズナブルな良い製品なのでぜひ宜しくお願いします。

ちなみにトップマーク付きのルーカススタイルの「96タイプ・前期タイプ」は97以降の後期車両にもそのまま装着できます。逆も可能です。錆てる車は換えてあげましょう!

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最近、ちゃんと商品紹介できて真面目ですよ(笑)

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