10インチダウンを考えてみよう 【 1 】
もちろんクーパーS・1275GTブレーキとしては以前から存在してましたが1984年以前のMINI1000がドラム時代は・・・
最初は「10インチドラム」を「10インチディスク」に変更する大掛かりなキットでした。
ドライブシャフト左右からCⅤジョイント左右、スイベルハブ左右。ハブベアリング、ステアリングアーム、で現行の10インチキットをプラスして更にはリヤのスペーサー、一体型ブレーキドラムx2と。
確か50万コース?だったかな?まあ、めったに売れませんでしたが
しかも10インチから10インチなんで「10インチコンバージョンキット」とは呼べません^_^;
で、ミニが25周年記念から12インチディスクブレーキになってからちょっと状況が変わってきました。12インチディスクシステムというのは元々クラブマン1275GTを12インチ化しミニを現代化する試みから・・・ほとんどのパーツが10インチディスクのものを流用してできたため・・・・その逆も結構簡単だった訳です。
でもココに落とし穴があると思うんです。足回りを12インチ化したときにブレーキラインやブレーキマスターの設計も12インチに合うよう見直された。でもクラブマンは生産中止。
で84年に12インチ化されたミニは前年まではドラムブレーキだったため色々と不整合が起きた。ブレーキマスターに至ってはリコールにこそなりませんでしたが、ミスマッチングが原因で異径デュアルマスターへの推奨交換になったりとバタバタ続きになりました。ブレーキマスターシリンダーは飛ぶように売れましたが^^;
そういえば、この12インチブレーキの血統は古くはMGミゼット・ADO16の1100など初期モデルから1275GTの12インチにも引き継がれていきますが・・・
実はドーバーを越えてイタリアのイノチェンティ社ベルトーネデザインのミニ・デ・トマソにも引き継がれます。イノチェン社は12インチブレーキシステムの導入にあたってベンディイタリー社のサポートを受けます。ブレーキマスターとホイールシリンダーの変更と当時のAUTHI製の安価で良く効くアスベストパッドとのバランスで大きな評価を受けます。後の12インチミニのブレーキ設計にも影響したといわれています。
おっと、また脱線^^;)
で、話は戻ってその頃まだ10インチキットが高かった頃・・・
Sキャリパー27H4656/7が68,000円でx2=136,000円
Sドライビングフランジ21A1270が当時、24,000円x2=48,000円
10インチローター21A1265が当時28,000円x2=56,000円
10インチディスクパッドGBP103が当時9,800円
ざっと25万円くらいでした
1985年頃まで少なからずあった純正キャリパー(1275GT用としての在庫残)がいよいよなくなり・・・あるイギリスのチューナーはメトロ4ポットキャリパーで10インチ化をはかったり・・・ある会社は中古キャリパーをリビルトしたりしてました。
私の記憶の最初の「安価な」10インチコンバージョンキットはそのリビルトベースだったと思います。イギリスだけでなくヨーロッパから(イノチェンの生産を終えていたイタリアなどからも)再生品を輸入して、新品ローター、新品ドライブフランジを加えて定価13万円に設定。ソコソコうれました。しかし・・・・しばらくするとイタリアにもキャリパーが無くなってきた。
一時、10インチキットは稀少品でした
その数年後くらいにAPロッキードからキャリパー再生産の話が持ち上がり、日本の数社が話に乗って始まりました。まだイギリスのミニスぺアーズ・ミニスポーツなどは「なんでわざわざ10インチ?12インチの方が効くし良いのでは?」という発想から一切キャリパーの大量注文は無かったそうです。イギリスの各社から10インチキットが出るようになるのはもっとずっと後の話です。同じ発想で「センターメーターキット」も英国の方がずっと後発で、日本のキット内容を真似してイギリスの数社が始めました。パクリです(笑)
で、私の勤めていた会社でもその頃に新品APキャリパーを輸入し始めました。大博打(笑)ではないんですが100台分^^;)しかも箱なしの裸ででっかい木箱で3箱くらい。 一時期は奥の置き場から手前の作業場までキャリパーをバケツに入れて運んでました。これが一部の人にのみ有名な?「NTS社キャリパー木箱山盛り話」が実話だったっていう・・・今となっては笑い話です。
でも、そのおかげで10インチキットオール新品でも定価13万円!良く売れました。これは当時、私達の会社が先行して販売を始めたんですが、少し遅れて始めた関東の大手二社のチャンネルの販売力が大きく・・・苦戦はしましたが・・・それでも結局は一年くらいで売り切ったと記憶しています。
そんなこんなで80年代90年代と時は過ぎ、日本ではNガレージ製4ポットキャリパー、イギリスからはそのNガレージ製を参考に作られた〇AD製4ポットなどがプロデュースされてMINIのマーケットがとても賑わいはじめたのを覚えています。
4ポットキャリパーって必要?って論議もありますよね。もちろん広面積のディスクパッドをデュアルピストンで押す。当然ながら効きます。確かに一番確実な方法かも・・・でも言い換えると安易かも(ごめんなさい付けてる人、実は私も結構つけてました!)
そう、確かに最近の2ポットキャリパーで10インチダウンした車のブレーキは効かない。
でも思うんですが・・・ブレーキが完調なCOOPER”S”に乗ったことのある人ならわかって貰えるとおもいますが・・・シングルマスターであの効き!最近のとは全く違う抜群のブレーキサーボのマッチング。専用リミッティングバルブによるフロントとリヤーのブレーキバランスの妙!サーキットではつんのめるほどの制動力!もう無いですが当時は標準がDS11パッド!(大げさではなくて、やっぱりSは特別な車です。)
原因は色々考えられますが・・・やはり12インチ以降のブレーキライン設計、Bサーボとのタンデムマスターのマッチング、プレッシャーリディューシングバルブの設定。アンチロッキングに対するセフティマージン。
それに加えてアフターマーケットの10インチローターの材質・公差の悪化、低価格ディスクパッドの材質の不適合などなど・・・きりがないわけです
でも、そのSから受け継いだ純正品2ポットキャリパーが頼りないままで低評価って?
これにはとても不満です。
色々(できる範囲で)キット構成部品の組み合わせや品質を改善して、なんとか4ポット不要の良く効く2ポットの10インチキットをなんとか仕上げたい・・・できるだけ安価で・・・
こういう目論見で事を進めている最中です。最終的には数年はかかると思いますがその今の時期でのできるだけベストな「10インチコンバージョンキット」を次回にでも紹介していきますね
最後までたどり着けました?(^_^)
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お世話様です
1969年式オースチンカントリーマン1000㏄のフロントドラムブレーキを
ディスク部rテー気にすること及び
サーボを装着することは可能でしょうか?
ご教示くださいませ
中澤
投稿: 中澤利文 | 2023年3月19日 (日曜日) 09時34分