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2014年4月10日 (木曜日)

ERAターボの話

ミニの正規モデルで唯一の過給機付エンジンを持つ車がコレ

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MINI ERA Turbo です。エンジンはSU製HIF44キャブにGARRETT-T3ターボチャージャーでカタログモデル史上最高出力の95PS/6130rpmの車です。


なんとなくドゥトレーディングとか私とかは、このミニと無縁なんじゃ?と思われてたみたいですが意外と関わりがあったりします。

1988年頃にスタートしたERAプロジェクト。当時ERAチェアマンだったDavid Sankey氏のアイデアでスタートしています。1987年頃にDavid Sankey氏が「メトロターボのパワーユニットをミニに詰め込んで最速のスポーツミニを作りたい」って言い出したのがきっかけです。

当時、Davidは別のトランスミッション製造会社をERA傘下に収めていてすでにソコのチェアマンでもありました。

そのミッション製造会社がミニとは縁の深い「ジャックナイト・デベロップメント」だったんです。

私は当時そのジャックナイトの日本代理店だったNTS社で部品部とツィンカム・ミニの責任者をしてたんで、Davidとも面識がありますが、今思えば、常人離れをした・・・でもサバサバした・・・不思議な感じの人でしたね。あとで聞きましたが出身は紛れもない「イギリス貴族」だったそうです。しかもかなり高貴な・・・・。確かに普通の人が「〇〇作りたい!」では実現しないですよね。

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よくぞここまで(笑)

その頃のジャックナイトの「5スピード/6スピードはERAのために開発されて準備されていた」なんて良くイギリスのERAサイトに書かれていますが、私の知る限りでは別々にスタートした話です。ジャックナイトの5速は主に日本のレース市場を意識して計画されましたし、実際にも販売実績もほぼ日本がすべてです。たまたま時期が近かったためにそういう方法もあったよね、ぐらいの話なんです。

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JACK KNIGHT 5SPEED DOGBOX

そのERAターボはローバージャパンが正式に輸入を決定する前にNTS社によってイギリス仕様が数台が並行輸入されます。これがERAターボの日本初上陸です。おそらくこの後に数台を並行輸入したのが紀〇商会さんだと思われます。

 

この後ローバージャパンが正規輸入元となり約330台が販売されたといいます。英国内は約100台くらい。

その後は私もすっかり忘れてましたが、ひょんな事からローバージャパンの部品代理店をやることになったためERAターボのパーツも扱いだしたんです。

で意外にもローバージャパンにも得意な人が少なかったために結構たくさんのパーツを販売させてもらいました。おかげで資料やパーツのマイクロフィッシュなんかも残ってます。


さんざん前置きしといてアレなんですが・・・そのERAのバッジの話です(笑)

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ERA1077 フロントバッジ

このフロントバッジAssyは元々はERA1077って品番で供給されていました。ところが1990年頃のERA継続生産中に・・・突如、同じ品番なのに中身にはステッカーしか入ってこなくなりました。そうです本体なしで、ステッカーのみ。現地にも確認してもらいましたが・・・仕様変更!ってことでした。そんなのあり?って当時は思いましたけどね。

 

でさらに半年後にはそれさえも生産中止!

 

で、同時期にERAターボの現車にはそのエンブレムはつかなくなり他のローバーミニと同じのが付きだします。

 

こういうやつ

 

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ERA後期に使われたバッジ

 

 

ですからたまに「バッジが普通のミニのに換えられてる!」とか読んだりしますが、このバッジで合ってます。
もちろん当時買われた人はわかってます。でもなんかねー^^; 当時はERAのバッジはあんまりイケてないとか言う人もいたし、私も多少は・・・・


あと、当時この車の修理に泣かされた人たちは「ERAターボはダメだよねー。壊れすぎるし!」って否定する人も多いでしょうね。でもキチっと直し続けた人も居ます。



多くの人が気付かれたように原因は・・・・エアコン! もう無理だったんですよ。ターボやらで一杯のところにエアコン^^;

エアコン無しのイギリス仕様の生存率が高いのもそういう理由です。

でもここにきてERAターボの稀少性が高まってきてその前期のフロントバッジも「良いな!」って思えてきます。

その当時の純正品はたしかバックがヘアラインなんですが、それだと耐用年数が少なくなるため2-3年で変色します。おもにゴールドっぽくなるかな?純正はシルバーです。海外でカラー反転パターンも見かけますが・・・私の知る限りでは・・・純正品番ERA1077のみしか存在しないと思うので・・・それらはアフターパーツかなと思います。


いまさらなんですが、今はこの車自体も個人的に良いなと思います。あと当時に高速で最高速テストをした時の素晴らしい安定性も思い出しましたしハンドクラフトな車の作り込みも秀逸。

で、ERAターボのフロントバッジのリプロダクションを作りました。ヘアラインではない耐用年数の高いもので作りましたので8年以上は大丈夫のはず。

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とても良くできてると思います。純正品より重厚かも!
実はコレ私の後輩のところで作って貰いましたが彼はミニの修理だけでなく、こういう事にも優秀です。

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ERA1077R ( Made by MINI FLAG )

ずっとERAターボに乗り続ける人は支持します。バッジなんかはずっと在庫しますので困られたらぜひどうぞ。反転バージョン。オリジナルカラーも可能だと思います。

あと最近ERAターボの過給圧を上げて・・・みたいな事も見かけますが・・・個人的にはこの車の面白さはソコじゃない気がします。この車はERAの中の当時、英国トップレベルのファクトリーでさんざんテストされ耐久性を考えてブースト調整された・・・ある意味「完成形」だからです。(そういえばERAの歴史を書き忘れてますが^^; それはまたいつか・・)

 

昔、そのT3ターボチャージャーなんかも輸入してたんで、そっちの方のルートも再度整備しておきたいと思います。

 

頑張って下さいね!ERAターボオーナーの方!微力ですが応援します。





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