インチ・ボルトUNFとかBSWとかの話
ボルト&ナットの話は専門ではないので、部品やとして知ってる範囲でかきますんでご了承ください。
先の質問の原因はおそらく、現在のUKやEUのボルトメーカーのOEM形態が変わってしまったからだと思います。
つまり昔ボルトナットを作っていたイギリスの古い工場ではもう作られなくなって・・・そのほとんどがEU他国やアジアなどで作られるようになったからだと思います。大量生産。低価格化。ましてやそのほとんどがミリ規格。良いインチボルトの存在はとても厳しくなっています。
そもそもボルト&ナットの起源は?とかご興味のある方はぜひググってください。アルキメデス?かなんか出てくると思います。日本なら火縄銃の尾栓の話なんかが有名です。
私らに関わりの有りそうなボルトの起源はウィットウォースって人が設定したウィットねじあたりからです。
規格を作った(製法を完成した)みたいな感じだと思いますが、大発明だったようです。
この人がサー・ジョセフ・ウィットウォースさん
ウィットねじはやがて英国規格となりBS(ブリティッシュスタンダード)ねじと呼ばれます。第二次世界大戦ころまでは主流でした。で、いまだにBSWというのがあるのはその名残です。BSウィットってことですね。
その後、色々あってアメリカ起源のユニファイ・インチねじとフランス起源のSIメトリック(ミリ)ねじが使われています。
いまやほとんどの国かメトリック(ミリ)規格になりつつありますが、英国旧車は当然ながらユニファイ(インチ規格)です。
よくあるUNFというのはユニファイ・ファインスレッド(細目)の略で、UNCはユニファイ・コーススレッド(並目)の略です。通常はUNFが多いですが、アルミケースなど比較的脆い金属にはコース(並目)のUNCが使われます。
そのBSWにとって代わったあとの50年代から60年代のユニファイ・インチねじの頭がこんな感じです

まんなかに丸いくぼみ。周りにはメーカー名にくわえて強さの表記の「 S 」は現在の強度8.8相当です。見た目もしぶい。私の中ではザ・ボルト・オブ・ボルツです(笑)
その後69年ごろにSAE規格が制定されてからのヘッドはこんな感じです

真ん中の丸いくぼみに加えて三方向へ延びるひげみたいな線がSAEのボルトのひっぱり強度表記でもあります。ですからこれは中間型で70年代ころ以降に使われるようになったと思います。ひげ3本はSAE5という規格です。真ん中のくぼみもあり両方の規格デザインが混ざってます。
個人的にはちょっとごちゃごちゃしてきた?って感じです。
さらに時代は流れると真ん中のくぼみは無くなりSAE5のひげだけになります。

いわゆる現代風のボルトになります^^; うーん、なんかプレーンで味がなくなってきた?
で、最近のはもう写真だしにくい感じです^^;
(のせると問題もあると思うんでご了承ください)
話はそれますが日本では「ねじ」のことを大体「ボルト」っていいますよね。本来は海外では半ねじの事を「BOLT」って言います。全ねじは「SET SCREW 」です。
でも日本では全て「ボルト」で統一ですね
で、ずっとリクエストもらってたんですがやっとボルト類の販売準備ができました。
今回リリースするのはその60年スタイル、いわゆるSAEになる前の丸いくぼみだけのボルトです。レストアに使ってもオリジナルのような雰囲気がだせます。かつ高品質です。
一番多く使われるUNF(細目インチ)で首下の径「呼び径」が1/4インチ(6.3ミリ)と5/16インチ(7.9ミリ)の2サイズの首下長いろいろ、ついでにナット、ワッシャーも準備しました。
10個入りパックになっていて当社ホームページの
オリジナルパーツ > ナット&ボルト(インチ) からご利用できます。
そのうちにサイズごとに用途なんかも分かるようにしたいなと思ってますんで宜しくお願いします。
じゃ約束は果たしたよ(笑)
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