仕事もひとやすみ・・・ [ なんですが、パーツの話 ]
世間はもちろんお盆休みです。ウチも14日~17日が休みって事になってますが、わたし個人的にはそんなに休めないみたいです。出荷の関係もありますし、イギリスからの荷物も入ってきたりします。
そういえばこの間こんなのを輸入しました。
スイベルハブ廻りのボルトキットです。サスをフルO/Hする時に使うボルト系のセットでステアリングアームのドゥエルカラーまで入っています。
内容はほとんどが純正品で構成されていて今は入手できないモノも入っています。
そういえば気を付けて欲しいのもいくつかあります。この手のはどちらかというとプロのメカニックの方々への話なんですが、違いがあるって事だけでも知ってればプラスにはなると思うんで
例えばこれ
ハブセンターナット、品番BTA249です。スロットナットとかキャッスルナットとかも呼ばれて最後のセフティロックに割ピンを使えるようになっています。日本語だと溝付きナットとか。
みてもらえば分かるように座面は通常は丸く仕上がっていて均等な締め付けトルクがだせるようになっています。
最近ココがただの平面な社外品があるらしいですので気を付けて見てみてください。このナットでハブ(ドライブフランジ)、ハブベアリング、ドライブシャフトの全てがセットされるわけですから危険な事になるのがすぐ想像してもらえると思います。
あとその下につくコレ
呼び名は色々あります。
「ハブ・テーパーカラー」「ドライブフランジ・スペーサー」「ディスタンス・ピース」などなど。わたしは、「フランジカラーでテーパーの奴ですね?」って確認します。スプリットピースって言ったイギリス人もいたと思います。
正式には(イギリスでは)、ドライブシャフト・アウターカラー 品番FAM9270Aです。イラストで説明すると下の14番です。さっきのナットは11番。
問題はそのテーパーの小さくなった外側です。この角が溝になってますよね。コレはここにバリがあったりしてテーパーの整合性を妨げないようにあらかじめ「角を落としてある」訳です。
社外品の中にはココの角を落としてないモノがたまにあります。ちゃんと締めきれません。締めたのにオカシイな?って何度もやり直した人はこのトラップに掛かってる場合が多いです。
あとスチールの材質も大事です。一定のバネレートと硬度、そして寿命をもっていないと一年も経たないウチにガタがでてきたりします。色は似てるんですけどね^^;
コイツがその犯人です
矢印の角がバリでたってるのがわかりますよね。これで締めても正確なトルクでは絶対に締め付けられませんし、後から後から少しず緩んできます。材質もダメ。特にバネ性が悪い。
他の社外品でこのカドはどうにか落としてあるけど「材質が悪い」ってのもあります。こいつもちょっとタチがわるい・・・バネ性が悪いと・・・縮んでしまって押し戻す力が無くなり緩んでしまうということです。
イギリスの大手ミニ専門店とかで今でも売られてるみたいです^^;
試しに「FAM9270A」や「BTA249」で画像検索してみてください。たぶん高い確率でマズイ奴がでてくるはず・・・・
うーん・・・・いや、コレまずいね。いまググったら思った以上に出てくる出てくる^^;
あと、日本でよく、このトラップ(不良品)に掛かってしまった人が「コレは根本的に構造が悪い。だから強化タイプを!」、で、強化〇〇とか対策済〇〇みたいな名称でアチコチで日本製が作られました。もちろん解ってた人もいたでしょうが・・・・作った人の多くは自分が使ったものに「上のような社外品」や「形は同じで材質落ち」などがいっぱい混ざってたことを知らなかったんじゃないかと思います。
というのは、私の知ってる範囲ではハブフランジテーパー部の状態が正常ならば「純正センターナット」と「純正テーパーカラー」で長期的にも問題は起きたことが無かったからです。
狙ってオーバーサイズ的なモノも有ったかもしれませんが、やっぱり原因のドライビングフランジを換えないとホントの解決にはならないです。
あと前出のセンターナットのキャッスルの数が多すぎるのも強度が落ちますからきをつけてくださいね。そのトルクのピッタリの位置で割ピンしたいって気持ちは分かりますが・・・数ミリ妥協してでも、それが割れるという大きな危険は回避した方がいいです。
おっと、また大分脱線しちゃいましたが^^;
そうそう
この最初のボルトセットの中でも特にボルトの風合いが良いですよね。

英国ファステナーの老舗、ATLAS社製のものでPRE-SAEスタイル。しかも強度はSの上の「 T 」です。一般の方から見たらただの純正的なボルトでもマニアはシビレます!でも 私を入れて数人かもしれない(笑)
ちなみに現在では「APロッキード」を所有するCAPARO社が「ATLAS」を所有しています。でもカパロさんは、こんな渋いブランドばっかりもってどうするんでしょうか^^;
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あと珍しくこんなのも・・・

MK2タイプのセンターメーターカウルです。中古は多いんですが、こういうNOS(未使用)は少ないと思います。
これは現在ヘリテージが再生産しているMK3タイプのモノとは違って正面の面落ち部の谷が筋としてはっきり出ているタイプです

こんな風に。あとシワもMK3より細かいです。
ただこのタイプは色々裏のボルト穴の形状とか種類が有ったり、このモノ自体はヨーロッパ内での輸出仕様だったり、MK2後期に使われたものとMK3のごく初期に使われたものが同じだったり、とかちょっとややこしいんです。中には裏の違いだけだからどうでもいいんでは?という人もいるかもしれません。でも・・・・気になりますよね?
コレに関しては資料は少なくて、当時の現車のレポートなどから割り出したりはするんですが細かいところは、いま調査中です。
いや、やっぱりBMC-BLMCのパーツは分かりにくいというか奥が深いというか^^;
なんかまた宿題をもらった気分になりましたが・・・またソレもがんばってやりますわ(笑)
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というわけで、盆休みのようで盆休みでない日はまだまだ続きます(^_^)
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