AVONBARとロアーアームブッシュの話 [ 1 ]
19年前にエイボンバーが初めて作った強化ロアーアームブッシュがこれ

当時、代理店をしてたのでさっそく輸入してテスト。サーキットでも走らせたたり、ノーマル車両にも使ったり・・・業販スタートは5か月後、一般発売はその3ヶ月後くらいでしたね。
コンペティション用としてはなかなか良かったんですが、長期に使うとブッシュ自体の沈み込みもあったりで、純正に対してのアドバンテージがいまひとつでした。
それでもプロショップからの評判はまあまあといったところ・・・でも販売しててイマイチしっくりはしてませんでした^^;
それはイアン自身も良く感じていたと思います。
で、ある日、AVONBARのイアンが思いついたんです。一体型。
むこうから電話がかかってきました。試作品ができるからすぐ送る。早急にテストして欲しい。イギリスでもテストする。とのこと。
ブッシュをロアーアームに入れといてからスチールカラーを後で圧入する!
これは素晴らしいアイデアでした。但し装着のときサイドスラストの取り方にちょっとだけコツがいる。これをクリアして付けるとソレはとても長持ちしましたし、もちろん材質特性と硬度の変化からサスペンションには剛性感も出るようになりました。
その構造に材質のアドバンテージで耐久性はハンパなかったですね。販売して約3-4年経った頃には「これ一体いつまでもモツの?なんでヘタらないの?」とかよく聞かれました。
この材質はそこらのポリウレタンとは違って対ネジレ、耐油性も素晴らしかったんです。
一緒にストラットバーブッシュもできました
おかげでエイボンバーロアーアームブッシュは当社のロングセラーとなり、多くのミニ専門店で大量に使ってもらうようになりました。
製造工場ではもちろんイアンのアイデアを尊重してカタログには載せているものの「購入はAVONBAR RACINGでどうぞ」となってました。
時は流れて、イアンが一時引退してビンスがAVONBARを経営しはじめたとき、残念なことに彼はブッシュの原価を下げるために製造を英国のP社に変更しました。私はずっと前にP社の素材を何度かテストしたことがあったので、すぐ「これはダメだな」と感じて輸入をストップ。ビンスからのその他の取引条件ものめなかったので数か月後にはAVONBARとの契約をストップしました。
この時にビンスが作った新しいロアーアームブッシュとストラットバーブッシュは全て黒色でした。日本でも数社が輸入していたようです。その結果、エイボンバーブッシュは以前ほどの耐久性が無くなってしまったようです^^;
当社ではこれは輸入してませんが巷では「エイボンバーブッシュはダメになった・・・」
その結果、残念なことにウチはこれで10年以上かかって作ってきた赤色のエイボンバーブッシュの信頼も失ってしまいました・・・・
でも品質は違っていてもNEW AVONBARが作った黒色ブッシュがやはり「エイボンバーブッシュ」と名乗れるということは受け止めなければいけませんでした。
しばらくして私は製造工場を知ってましたので、メーカーに直接交渉をしてみることにしました。
答えは・・・
「もちろんD.O.Tradingの名前も聞いていたから知っている。現在のエイボンバーから半年間オーダーが無い場合に当社から今後の製造予定をAVONBARに聞いてみて返事がなければ販売できると思う」 でした。
約7か月後にメールが入りました。
「Vinceから次のオーダーの予定が無いとの事なので、今後はこのブッシュはドゥトレーディングにのみ販売します」との事でした。
いやー良かったんですが・・・でもミニマムオーダー数がかなりでかくなりました^^;
やるしかないね(^_^;) 10年やったんだし。で、続けることにしました。
でも、ビンスのAVONBARがそのブッシュをまだ続けていたのでこちらは名前を変える必要がありました。
初期のAVONBARとドゥもそのパーツナンバーに使っっていたABRという品番プリフィックスを使って「ABRロアーアームブッシュ」にしました。名前はちょっと変わりましたが品質は従来の通り高耐久性です。
このときにビンスのAVONBARは大量に作ったとはいえ、その評判を落としてしまうような製品を売り続けていて大丈夫なんだろうか?と心配にはなりました。イアンだったらそんなことはしないはず・・・
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心配した・・・というのはAVONBARからはもう輸入はしてませんでしたが、当社からは6J-12のCRホイールを輸出してたからです。
そしてその不安は残念なことに数年後には現実になってしまいました・・・・・
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そういえば1990年代後半に英国で新しくダウントンを名乗る会社にもエイボンバー経由でCR6J-12インチをよく送ってました。DOWNTON LIMITEDバージョン?みたいな名前だったと思います。このホイールを採用したいのでその許可証みたいなのが必要と言われてサインした記憶があります。こんな感じでよくミニワールドなんかで見かけましたね
もう生産中止になった6J-12インチ。懐かしい。(グリーンに塗られてますが)
実は5-12のCRはワークが100%デザインしたんですが、この6-12の方は設計段階で私の希望の意匠指示でデザインしたんでとても思い出があります^^;
その設計図の本書は私がココに持ってたりします。
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おっと話が逸れて・・・・ 続いてしまいます^^;
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AVONBARとロアーアームブッシュの話 [ 2 ]へ続く。んですが、ちょっとお待ちください^^;
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