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2014年10月30日 (木曜日)

23D4 LUCAS CONTACT SET [ デスビのポイントの話 ]

デスビ、って、もともとはディストリビューターの略で・・・その意味もまんま分配器で、点火コイルで発生させた2次高電圧を各々のプラグに順番にかつ適した点火時期で分配・通電させる装置・・・という事はDIY派の方には周知のことだと思います。

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日本では略してデスビとかディスビですが、もちろんイギリスでは通じませんが・・・略していうなら、Dizzyです。これはよく使います。


その中にある「ポイント」はデスビのもう一つの仕事、電気信号の断接を行わせ1次信号をつくる部分です。日本の呼び名でもともとは「コンタクトポイント」です。

イギリスでは古くはCONTACT BREAKER POINT SET、いろいろ短くなってCONTACT SETです。


その日本では「デスビのポイント」、イギリスでは[ Contact Set ] の話です。

前置き長い^^;


そのポイントなんですが、もう使われる車の少なくなったとはいえ・・・・最近のルーカスボックスの中身は昔のと違ってきたものが多い・・・という話は前にもしたような、してないような?





下の写真のポイントはルーカスの25D4用のモノです。だいたい1977年頃まで使われました。ミニのデスビの変遷は簡単に言うと、LUCAS 25D4(23D4含む) → LUCAS 45D4→ LUCAS 59D4 (同時期に併用でフランス・デュセリア社製あり) → LUCAS 65DM4(1.3キャブクーパーの電子式)となります。その最初期型のポイントです

 

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25D4用ポイント GCS101

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左が最近のグリーンLUCAS箱いりの1990年以降モノ。右がオレンジLUCAS箱入りの1970-1980年モノです。

当然ながら、右のLUCAS製の方が全然品質が良いです。左は実際にはいまはルーカスは作っておらず、スタンダードモーターグループがルーカス社や他のアフターメーカー、そして自社の子会社のインターモーターのためにまとめて作っています。だから今はどこから買っても基本的には同じものが来ます。残念ながら。


LUCASでは以前はもっといいポイントを作っていました。1950年代から1970年代初期まで使われたタイプです。

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25D4用ポイント LUCAS 423153

このころは未だ絶縁樹脂材としての現代の一般的な合成樹脂(つまりプラスチック)製の品質と費用対効果が確立されておらず、しばしば耐熱性、絶縁性に優れていたフェノール樹脂(俗にいうベークライト)が使われていました。

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左がベークライトヒールのLUCAS 423153です。バラバラのタイプですが基本はおなじで簡単にコンバージョンします。ヒールにベークライトが使われていますので耐久性も高く、耐熱性と絶縁性を兼ねています。また引火性も低くポイントの素材としては最適です。唯一の弱点の補水性はアフターコートによって問題ないレベルになっています。




もともとコストが高めだったので1970年代前半で生産中止となって合成樹脂いわゆるプラスチック製GCS101系(右のタイプ)とって代わられます。


423153はとてもいいポイントで今は稀少品ですが、上にはウエがありました。

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LUCAS 54413568 ポイントセット for 23D4

23D4ディストリビューター用のポイントLUCAS 54413568 です。つまりクーパーS専用のポイントです。

どこが違うのか?比べてみます。

左がクーパーS用、右がその他用です。


S___2

つまりポイントのヒールスプリング板の幅が違います。やっぱりクーパーSは高回転エンジンなのでミスポイントが無いようかつ耐久なように左のAのようにスプリングが強化されてレースでも間違いが無いつくりになっています。





ローター、カム、ウエイト、ボブスプリングによってクーパーS用のアドバンスカーブに仕上げられています。




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品番は40819です。S用はもう一つ後期タイプの23D4のLUCAS41033が存在します。







初期型は40819でMK1からMK2のクーパーSに使われ、後期型は41033はおそらくMK2最終年度とおもにMK3のクーパーSに使われたこの二つがほとんどだと思われます。41732という品番もMK3に使われたらしいのですが今まで見た記憶はありません(>_<) 調べるとマリーナ1.3HC用として登録されているので、最終年度のMK3に便宜的に流用されたのかもしれません・・・


それにしても、こういう本気で相当に真面目に造ってあってしかも「賢い」部品って惹かれるものがありますね。



このデスビの中には色々なものが集約されています。BMCコンペDivとDownton-ダニエルリッチモンドの努力の結晶とも言えますね。
だからSのパーツの中でもとくに素晴らしいと言われる「EN40Bのオリジナルクランクシャフト」や「EN24Vのコンロッド」よりもS用の23D4の40819にはパーツとしての深さを感じます。

 

実はブログの第一話はデスビの話でした。始めるきっかけにもなったものです。それから、すぐにでもポイントの話を書こう!と思ってましたが、ついつい伸びてやっと今。 

で、結局はローターアームの話までいけませんでしたが、それはまた別の機会に!










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