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2014年10月20日 (月曜日)

ABR ロアーアームブッシュの話 [ 3 ] 注意点編

このブッシュは19年前にエイボンバーレーシングのイアンハ―グレイブス氏が考案したブッシュです。当時輸入代理店をしていた当社で輸入して、長い期間を経て現在のphase2タイプに進化しました。詳しくはブログをご参考下さい。
AVONBARとロアーアームブッシュの話 [ 1 ]

http://do-td.tea-nifty.com/blog/2014/09/avonbar-1-5bab.html
AVONBARとロアーアームブッシュの話 [ 2 ]
http://do-td.tea-nifty.com/blog/2014/09/avonbar-2-e90d.html

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他のブッシュとは耐久性が2ランクは違います(控えめに言ってもです)。当分交換不要になります(ウチのリンク先の奈良のショップさんでは昔から最低でも5年以上の耐久性をお客さんに保証しています)。一部のテフロンブッシュなどとは違って柔軟性があります。またサスがピロ足のようにフリームーブ化されながらもブッシュ部分がサス全体の耐久性も保持しますので理想的です。 サイズだけをコピーした強化ブッシュとは違い、今回のPhase-2タイプからは更に組みあげられた状態を想定して細部の寸法や見えない部分の形状までが設計してありますので安心して使えます。あとできるだけテンションロッドブッシュも一緒に換えてください。バランスを考えて作ってあります。        
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足回りが非常にスムースに動くようになりますのでショックアブソーバーの性能や状態がはっきり出ます。ですからコンディションの悪いショックはごまかしが効かない場合もあります。その際は点検・セットアップを十分に行って足回りの消耗状態をつかんでおくことも大切です。


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ロアーアームブッシュは取付の際にはゴム部分の中にメッシュ目がきってありますので、必ず、そこにシリコングリスなどを塗ってください。ロアーアームピンとカラーの間にはシリコングリス又はモリブデングリスを塗っても構いません。

またセットされているステンレスカラーはブッシュとの接触可動部にサビがこないように
ステンレス製に設定されて使われていますのでとても重要です。類似商品で鉄のカラーを使ってあるものがありますがそれらは長期的には不安なものといえます。
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どこかの誰かが間違って書いているらしいのですが、スチール製のロアーアームピンにステンレス製のカラーを使っても問題の有るような電食は起きません。

電食はイオン化傾向の違いのある金属間で
卑金(アノード)貴金(カソード)の関係があるときに貴金の面積が卑金の面積を極めて上回るときに問題があるほどの電食が起きうる現象です。つまり大きいステンレス板に鉄の小さな釘を打ってさらに雨ざらしなどの条件を加えて初めてサビ問題を起こします。逆に鉄板にステンレス釘をうっても問題になるような電食は全く起きません。

ですから卑金のロアーアームピンの方が大きくて、しかも部分接触なロアーアームピンとカラーの関係には全く影響がなく、むしろ、
各々が錆びていくことの方が問題となります。

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そのためにイアン氏がステンレス製のカラーを当時に選択してから、もう19年使用していますが、そのおかげでステンカラー内のサビは純正ブッシュの鉄製カラー内部の状態のように異常固着するほどのサビ化問題をかなり減少させています。

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さらにこのタイプのブッシュの類似品のブッシュが仕様、機能、動き方、耐久性などを理解されないまま販売されているものもありますが、当社の製品とは一切関係ありませんのでご了承ください。ろくに耐久テストもせずにユーザーの方の車でテストをしようなんてとんでもないと思いますよ。

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当社製品のABRブッシュのカラーはロアーアームピンに対して固定装着となります。カラー自体は回転はしません。なぜならロアーアームピンのブッシュカラー固定部分(スリーブ部)よりわずかだけ長くできているのでピンのナットを締めると完全固定されます。そこに幅がジャストフィットしたブッシュが付き、その内側がステンレスカラーの外径に対して自由に動くからです。

ですのでそれを理解していない人でここのナットを緩めにして、そこにピン穴を空けて割ピンで止めよう!なんて考えてしまうのは大変危険ですので間違ってもやらないでください。メカニックにとっては初歩の初歩ですので老婆心ながら專業者に対しての忠告として書いておきます。


下の写真を見てください。カラーの方がほんの少しだけ長いのが分かると思います。

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対して、ブッシュが少しだけ短いのは、ブッシュがロアーアームに装着されて圧力で前後方向にのびてカラーの長さとほぼ同じになり、スラストがでます。つまりオイルシール的な役割もすることになります。ココはポイントになるのでロアーアームからの前後の出っ張りを見ながら上手に付けないといけないのが分かります。

これらの内容はユーザーの方にはとても分かりにくい内容ですが、当社のパーツの販売店さんではもう昔から理解してもらっている初歩的な内容ともいえます。そこから各ショップさんがサイドスリップその他の調整はもちろん色々なショックアブソーバーやラバーコーンなどとの組み合わせを研究していて成果をだしています。とてもラグジュアリーなアシもあればスパルタンなアシもあります。

あと、装着後の増し締めはもとより、一定距離走行後にも点検を行ってください。

 

ちなみに上の写真のロアーアームピン(2A4362)は今はもう入手できない純正品です。いま出回っているほとんどの社外品は・・・(見た目だけはソックリですが)純正品と同等とは言い難い仕上がりなので、できるだけ今まで付いていた純正品のサビを落としてでもつかってください。あまりひどい場合はやむを得ないですが。
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あと最近、このピン(2A4362)の日本製の社外品の中でカラーが付く部分が純正よりも数ミリ長いものが存在します。ABRロアーアームブッシュを装着の際はこの手のロアーアームピンは絶対に使わないでください。ステンカラーよりピンのスリーブ部が飛び出すのですぐ分かります。

もしこのピンの長さ不良に気付かずに使う事になると、カラーがピンのスリーブ部を回転するのが正常?なんてとんでもない勘違いをすることになります・・・もちろん大変危険ですのでこれも絶対にやらないでください。

 

いずれにせよ他社の類似パーツは当社製品[ABRロアーアームブッシュ&ストラットバーブッシュ ]とは全く無関係ですのでご理解のほどよろしくお願い致します。

 

 

 

 

 

 

[ 注意点 ]
装着は基本的には専門ショップまたはプロのメカニックの方に依頼して下さい。装着する際はブッシュ部をロアアームに圧入する必要があります。そのため万力(固定バイス)等を使用しての作業には十分安全にに注意して行ってください。また車種ごとの適性な装着方法がありますのでご購入後にぜひ当社「問合せメール」にて年式、車種、現在のショック・ラバーコーンの状態などを記入してお問い合わせください。

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