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2015年6月14日 (日曜日)

私的なタコメーター考察の話 [ 3 ]

電気式から脱皮して1990年代初頭に国内で最初にステッピングモーターを採用してタコメーターを作ったのが永井電子のタコメーター・・・そう、「ウルトラ」です。

↓永井電子機器の歴史はコチラをどうぞ
http://www.nagaidenshi.co.jp/company.shtml


当時はウルトラのブランドはまだ今ほどは確立されておらず、英国車業界でももちろん無名でした。

私自身もULTRAの商品名だけは知ってましたが実際は無縁でした。あと「ウルトラ」という呼び名も当時はまだ特殊な感じがあり、英車への供給パーツとしてはイメージすらしていませんでした^^;

 

 

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初代ULTRAステッピングタコメーター11000rpm

このタコメーターを自社のレースカーに1990年頃に採用したALECの西尾氏がその性能に惚れ込んでミニ用にメッキリム仕様を!というプロジェクトをスタートしたのが1992年。一年以上かかって1993年10月にリリースしたのが「HISTRIC&RACINGタコメーター」という製品です。


 

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イメージをクロノに近づけるためにリムをアルミ削りだしで製作してメッキし指針カバーもメッキするのに一個あたり数万円ものコストをかけてさらに各所にも変更を加えて・・・・なにしろコレを製品化できたことは当時とても皆が驚きました。

 

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そして永井のノーマルバージョンが3万円弱の価格のなか・・・がんばってギリギリ定価69,800円だったわけですが^^; 11000RPM仕様そして後発の8000RPM仕様ともに1990年代後半にはほぼ売り切れてしまったそうです。

もちろん私も購入を考えましたが個人でつけるのは予算であきらめました^^;

氏の当時から今でもマーケット向けのコピーは「大人のミニ遊び」ですが例えばこういうコンビネーションの

 

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パネルワークを見るとやはり本当に必須アイテムだったんだなと思います。質感もあってこその纏まりがあります。

あ、ちなみに左側のスピードメーターは当社が過去にプロデュースした180キロスピードメーターです。今見てもなかなか良かったなと・・・自己満かな・・・笑、、(^_^;) 

 

で、そのH&Rタコメーターが無くなってしまった後にやはり「ステッピングタコの魅力をミニに」を継承したのがガレージモーリスの秋山氏でした。

2000年を過ぎたころ秋山氏は永井電子にクロームリム化したOEMタコメーターを打診し続け・・・・2002年にプロデュースしたのがこちら、

 

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樹脂製リムにクロームメッキを施して文字盤の数字フォントをスミスに近づけた「BCRタコメーター」です。

この頃は永井電子ステッピングタコメーターは第二世代にはいっており過渡期でもありました。性能は第一世代よりステップも更に精細になりました。しかしまだクロノ針風の残留動作スタイルは完成していませんでした。

おそらくミニに付けられた永井電子製タコメーターの中でベストセールスと思われるBCRタコメーターは惜しまれながらも2006年に生産中止となってしまいます^^;

 

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BCRタコメーター & DOスピードメーター180KPH

またBCR後期タイプとバトンタッチするかのようにディンキー石塚氏によってウルトラステッピングによるSPEEDWELLタコメーターもプロデュースされます

 

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こちらはブランドのイメージに合わせ当初ブラックリムのみが作られましたが・・・早々にほぼ予定数は売れていってしまい・・・その後はレアパーツのひとつとして大事にマニアの方の手にわたっていきました。しかし・・構想があったクロームリムバージョンはその時は・・・実現しなかったそうです^^;

 

 

その後はミニのタコメーター市場はやや暗黒時代に入ります・・・は大袈裟か^^;



5~6年くらい前の2009年頃に永井電子はULTRAタコメーターを第三世代へと進化させます。現行Clubman-クラブマン、1930シリーズのスタートです。

ステッピングの動作も進化して完璧です。また1990年代当時には永井電子がゼッタイにできま
せんと言った「クロノメトリック式のような針の残留移動」も遂に完成して3タイプものバリエーションが与えられました。


見てください、この動画。感動する動作性能です。クロノ風の動きも楽しく、実用的でもあります。

 

 

 

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ウルトラverそのものの文字盤も変更されより洗練されたデザインとなりました。機能的にもコストパフォーマンスを含め完璧なタコメーターと個人的に思います。

発売に当たって永井電子ではBCRの後期タイプに使ったクロームリムの残りを「クラブマンシリーズ発売記念」も兼ねて別売り6800円で販売しました。このタイプはリムごと裏からネジで外して取り替えますので一旦メーター盤を開いて交換でした。

しかし限定数が売り切れた後は・・・ミニ業界からのリクエストがあったにもかかわらず・・メッキリムが再生産されることは無くなってしまいました。何度オファーしても無理だったそうです。







う~ん、、、もうかなりネタバレですよね~笑 

そうなんです私は数年前にこのメーター1930をとても気に入ってしまったのですが、、残念なことにもうメッキリムバージョンがなかった^^;

そうか・・・ならメッキリムを作ろう!! そしてソレをつくるまでの話なんですが・・・相変らず話がそれたり・・・で、まだ続きが(^_^;)


今回は・・・長い永井の話
シャレかい^^;になったんですが、永井電子ウルトラとミニ業界の繋がりかた、歴史みたいなのを書けたのは良い機会だった!と自分的には納得(^^)/

 

それでは興味のある方はぜひ次回 「私的なタコメーター考察の話 4」までお付き合いください!

 

 


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コメント

BCRタコメーター・・・スミスのスパイ針付き風防を加工して移植した当時が懐かしいです。
現在、オオモリのタコメーターに交換していますが、マウントゴムはBCRタコメーターのものを
そのまま使用しています。振動対策になると思って・・・。
Clubman1930も発売後すぐに購入しましたが、眠ったままです。
 
タコメーターに限らず、メーター類は針や文字盤(書体)、リム(幅、エッジ、色)など
機能以外にも妥協できない部分が多いですね。
 
話は変わりますが、パーツの件よろしくお願いいたします。
こちらはすぐに投入予定です。
エンジンフルOHでバルブリフターは10,000km程度なのに使用感タップリとのことでした・・・。

>
>
>
.>
>DAIさん
あ、こちら見てませんでしたがさっきメールしたところでした^^;

そうですか、、やっぱりエンジンに凝ると絶対にタコにも凝るんですよね~

実はウチでも昔、カンセイ(関東精機)のムーブメントでスミスリプロを造ってたことがあります
今はなきカンセイはその昔スミスの正式な日本代理店でした。そのムーブメントはスミス設計の
ものを日本で作ったなかなかのものでした。・・・が、ステッピングと比べると大人と子供w

ですので上記までのタコメーターヒストリーからは自主的に除外いたしました笑

そのときの相方が180キロスピードメーターです

あ、メールに書きわすれましたが「中空ドリルドの穴あきカム」は私はお勧めしません~

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今週は本業でトラブルというかハプニングに見舞われてまして、残弾ゼロ、ヒットポイント1程度の瀕死の状態でなんとか週末に辿り着きました。技術的な問題ではなくほとんど人災?だったのですが、こいつはキツかったなー、致死量の毒薬を各方面に協力頂いて何とか薄めて耐え凌いだという感じです。感謝です。 そしてミニ関係ではいろんな方からコメントやメールを頂きましたがまともにお返事できず大変失礼しました。...... [続きを読む]

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