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2017年1月17日 (火曜日)

AVONBARハーモニックバランサーへのご質問、からの・・

昨年九月の話なんですが^^; 日本ブログ村”MINI COOPER MK-1日記”の下のリンクの記事を読まれた匿名の方から筆者のみくたさんへ質問が寄せられました↓
恒例の?夏のトラブルその3 http://mikuta6848.blog.fc2.com/blog-entry-885.html

 

R0018041

その流れから
ハーモニックバランサーの原理と効果 http://mikuta6848.blog.fc2.com/blog-entry-888.html

という↑大変分かりやすく、かつ専門的なアプローチのアンサーブログが投稿されているのでぜひご覧ください。かなり濃いですw

  

 

もちろん内容も素晴らしいのですが、それとは別に・・・プレゼンテーショナルに秀でた構成と文章には・・・ついうなってしまいました^^; 自社製品ではありますが・・なんか欲しくなるという変な感じでした笑




で、その前出のある匿名の方からの質問へのやりとりの途中で・・・さらに匿名の方からのコメントで
「中略・・・・・・純正のプーリーもおそらくそんなこんなで減衰定数決めてると思うのですが、ハーモニックなんとかとバランス取りした純正との違いはどこにあるのかなぁと。 」

 

というご質問がされていて、これを読んだときにハッとしました^^; というのは自分では長く付き合ってきたパーツなので効果の違いがわかりきっていたことなんですが、確かに初見の方なら多いに疑問に思うことです。いつか書こうと思いながらも書き足りなかった部分です^^;


ほぼ、みくたさんのアンサーブログの中でも回答されているのですが、このあたりはいい機会なので私も少し?ご説明してみたい思います。ちょっと長くなるかも^^;

 

まず純正プーリーとAVONBARハーモニックバランサーのラバーに関する材質的な違いは大きく二つあります。
①ラバー(:エラストマー)の材質の違い
②構造によりプーリー内部でのラバー(エラストマーの充填方法に接着材を使用していない事)

 

Dsc03618


純正の【材質】は88G305が製造された時代から考えると・・・単なるニトリル系のラバー材と思われます。  


【純正タイプの振動吸収性能について】 一定の効果があるのはS用ダンパーで古くから立証済みですが一定のラバーのレベルです。それ以上でもなくそれ以下でもないです。ダンパーゴムと呼んで良いレベルです。でも最強と言われるMK-1後期からMK-2クーパーSのEN40B鍛造クランクが少ないながらもラバーダンパーの恩恵を受けていたのも事実です。Sのエンジンは研究し尽くされた特別中の特別ですから無駄なモノはまずついていません。

しかしS用でも効果は絶大ではなくむしろメカニカル・なバランスによってエンジンの性能と全体的な耐久性を保っていたのはBMCアビンドンレポートを読んでいくと明らかです^^;


それから後期Aプラス用は1275GT用に簡易型になった88G305というタイプをベースにして作られていますのでS用とは違ったものですので同列では話できませんが・・・新品時はそれなりの効果がありますが・・・ゴムの劣化が激しく・・・早いレベルで硬化していたと思います。さらにはベキベキになって割れてしまったり・・・

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Dsc03615

【いろいろな研究レポートについて】
実験ではやってないんで数値データはありません^^;
ですから力学や物理学の専門の人から見ると不思議な感じがするかもしれないですが、個人的にはミニに実際に使ってきた実績(実際の効果)の方を重視している感じです^^;

 

【ハーモニックバランサーのラバーの材質】
ハーモニックバランサーは単なる純正のリプレイスではなくて実際に特に中・高周波振動をよく吸収するエラストマーが注入された製品です。

A735_i1

 

当時このエラストマーは本来は音響用の防音・振動吸収材として開発されたものでした。20年より前にメーカーが自動車用のクランクプーリーに使う事を研究し始めて、中・高周波振動を吸収することが功を奏して大きな効果をあげました。

 

特にアメリカなどで主流だった大排気量のV6エンジンへの効果と反響がメーカーの量産、そして継続生産の後押しとなりミニ用のプーリーも作られることとなります。

 

普通のニトレル系のゴムを使ったプーリーなどとはラバーの元々の材料はもとより由来・目的、品位も違うので圧倒的にその効果が違った結果になりました。

 

さらに都合がよかったのが普通のラバーよりも劣化がかなりおそくて長期的に効果が継続してエンジンを守れるパーツと言えるようになったと思います。

 

Dsc03613

そのプーリーを20年くらい前にイギリスのエイボンバーともう一社が取り扱いを開始しました。ウチは両社と取引がありましたが最初はチューニングヘッドの日本仕様を作らせていたのでもう一社経由で輸入を開始しました。

 

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当時は自分も懐疑的で^_^; こんなに高価なプーリーでそれに見合うほどの効果があるの?って思いましたが・・・

 

1990年ころの話なんですが当時に1980年代から頻繁にチューニングをやっていた仲間や専門店の数社にこのことを話をして使ってもらうことになりました。

それから半年くらいで、みんなから「全てのエンジンに期待以上の効果があった」とレポートがあったので輸入販売を続けました。

 

ある一定期間の販売後に現地工場コストと為替レートの関係で価格がさらにあがってしまうことがわかり一旦輸入を断念しました^^; しばらくするとメーカーもこのプーリーをカタログ落ちさせてしまい^^; そしてそのまま時が経ちました。

2010年代に入ってから当時に使ってくれた人たちからの復活・再生産のリクエスト・要望が多かったのでエイボンバーに仲をとりもってもらい2013年にイアン氏が仕事に全面復帰したのを機に再生産をすることを決めました。更に当時はできなかった仕様変更を行いました。。

そのころの話は↓こちら
帰ってきたハーモニックバランサー http://do-td.tea-nifty.com/blog/2014/07/post-d28c.html

 

A735_i4_2



ハーモニックバランサーのエラストマーはプーリーに充填するときに外周(アウタープーリー側)と内周(インナーフランジ側)のどちらにも接着剤は使用していません。つまりエラストマーは接着固定されておらずアウターとインナーはこのエラストマーを介して浮いているような状態です。もちろん特殊な直接加硫接着と呼ばれる製法プラス、メーカー独自のノウハウによりしっかりと固定されています。
ここがエンジン振動をスチール部分からエラストマーへ伝達するのにとても重要なポイントです。


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多くのダンパープーリーのラバーはボンド等で接着されてその部分が層璧となり振動の伝達を妨げます。硬い異質の層ができると考えればわかりやすいです。
簡単に言うと振動の伝導を妨げる第三者がいないと言うことです^^;

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そのために回転方向、に対しての強度は大丈夫ですが、弱点としては・・・クランク軸方向、いわゆるスラストの機械的な引っ張りに対しては強いとは言えません。

 

ですから外側プーリー部にプーラーをかけて外すのはズレを起こす可能性が少なからずあるのでそれは厳禁です。

 

450img_1496

かといって一定以上の圧着状態には保たれていますので、スラスト方向の振動吸収性は「純正品レベル」よりはずっと大きいと思います。

 

純正タイププーリーとハーモニックバランサーはどれくらい違うのか?というと・・・個人的な意見ですが

 

実際の「振動」へのハーモニックバランサーの効果は95点 純正タイプ(新品時で)は20点

 

「捻じれや他の応力」へのハーモニックバランサーの効果は検証はしていないので未知ですが・・・振動吸収のようにはいかないとおもいますが・・・「純正タイププーリー」よりは数倍あるとは思います。

 

Img_2935

実はラバーが硬化して剥がれて劣化した純正プーリーの効果はマイナスと言った方が良いくらいです^^;
亀裂や破損があったり・・・なものはヘタしたらマイナス100点くらい?

それならリジッドの方がマシだと思います。でもリジッドはあくまでも振動吸収の効果はゼロです。(研究室での実験はおこなっていませんので数値はあくまでも個人の見解です。)

  

こういった経緯や細かい部分をブログ書きにくかった理由もあります。・・・ちゃんと理論的に的確に説明ができないで書いてしまうと・・・・

よく通販などでみかけるような「実際は効果の少ない高価な通販商品」?と同列に思われるのがいやだったので・・・・

自分の文章力とかを大いに考えて^^; あえて説明せずにきました。(もちろん当社ホームページに載っている販売協力店の方々には電話で一時間以上は説明はさせてもらってますが^^; )

 

今回は良い機会でしたので商品の補足説明として書かしていただきました!

 


谷口さん、大変ありがとうございました!ブログ記事「ハーモニックバランサーの原理と効果」は今後もリンクにて使わせていただきます(^.^) 




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